スポーツビジネスにおける「地域との繋がり」 その3

ウォーキングイベントの様子

 こんにちは。スポーツ事業担当のっぴーです。

これまで、福岡や大阪、さらには横浜や千葉の鎌ケ谷といった地で、プロ野球をはじめとするさまざまなプロスポーツビジネスと関わってきました。その中でも、とりわけ深く携わったのが、当社の本業である広報や広告宣伝活動と、地域におけるコミュニティ活動です。これまでもこのブログで、その一部をご紹介してきましたが、今回は、Jリーグのセレッソ大阪でのお話。

セレッソ大阪は、大阪市東住吉区に本拠地を置くJ1のプロサッカークラブです。ホームタウンと呼ばれる営業エリアには、人口270万人の大阪市や同80万人の堺市などがあります。そんなセレッソ大阪は地域に愛されるクラブになるべく、さまざまな地域連携活動を展開していますが、近年力を入れ始めたのがシニア層に向けた健康増進施策です。地域にとって、年々増え続けるシニア層に、元気に年を重ねてもらうことは非常に重要なことであり、セレッソ大阪は、地域と共にその課題に取り組んでいるのです。プロスポーツクラブだからこそ持つノウハウを、さまざまなイベントを通じて地域に還元しています。

コロナ禍になる前に開催していたウォーキングイベントの様子

そのイベントの一つが大阪市との協業事業でもあるウォーキングイベント。1周約3キロの長居公園を歩き、その後、プロのトレーナーによるストレッチ講座、そして最後は試合観戦まで付いてくる人気イベントです。

しかしながらコロナ禍になって以降、こうしたリアルイベントが相次いで中止。そのような中、昨年の秋、大阪市とセレッソ大阪、そこに明治安田生命が加わり、3者協働事業として、一風変わったウォーキングイベントが開催されました。イベントと言っても、従来のような1か所に大勢集まるのではなく、大阪市をイメージしたウォーキングマップを大阪市内各所で配布し、開催期間中に自身で歩いた距離ごとにマスを塗りながら100km完歩を目指そうという内容です。当社はこの企画立案の段階から携わり、主にはマップの制作を担当しました。

最終的に、参加者数約48,500人で、予想を上回る結果だったようです。コロナにより外出自粛が続き、運動不足や体力の低下が危惧される中、私自身、今回のイベントを通じ、改めてプロスポーツチームの存在価値や、今後の可能性を感じることができました。

ちなみに私事ですが、このイベント以来、ウォーキングにハマりまして、今では11万歩を目標に励んでいます。始めるまでは、その良さが全く分からなかったウォーキング。今では夕食後に、じっとしている方が気持ち悪く感じる体になりました。私自身はいつまで続くか分かりませんが、このイベントを通じて、一人でも多くの方が健康を意識するようになったり、一歩外に出るきっかけになったりしていたらうれしいですね。

ウォーキングマップとウォーキングアプリ