スポーツビジネスにおける「地域との繋がり」 その5

球団の広報誌、お手紙

こんにちは、スポーツ事業担当のっぴーです。健康のためにウォーキングを始めたのが昨年の秋。初めて迎える正念場の「夏」は、毎日のペースは少し落ちているものの、過ごしやすくなる夜を中心に、まだ何とか歩き続けています。もちろん今晩も、雨さえ降らなければ。。。

さて、当社が関わっているプロスポーツチームの地域連携型イベントについて、これまで紹介してきましたが、今回はそのプロモーション活動について少し触れたいと思います。

球団の広報誌、お手紙
学校を通じて配布される球団の広報誌やお手紙

事例にするのは、このブログでお馴染みの「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム(通称:鎌スタ)」。プロ野球では珍しい2軍専用のマスコットを作り、子どもから大人まで家族で楽しめるスタジアム運営により、週末になると多くの来場者で賑わう、そんなスタジアムです。その鎌スタでは、どのようにプロモーションしているのか、その一部を今回はご紹介します。ポイントはまさにタイトル通り「地域との繋がり」

もちろんそこはプロ野球球団ですので、公式ホームページやメルマガ、さらには各種SNSも充実しており、マスコミも絡めて、様々な情報を日々発信している訳ですが、ここは2軍球場で、しかも本拠地の札幌ドームから1,000キロ以上離れた千葉県鎌ケ谷市。オウンドメディアだけでは、リーチしたい層に十分なアプローチができません。

そこで肝になるのが、市内の全小中学校を経由して、約8,000人の児童や生徒に直接情報を届けられる地域ネットワークです。年に数回、学校を通じて各ご家庭にチラシやお手紙を配布しているのですが、この特別なルートを得たことが、動員貢献はもとより、球団の価値をも高めているのです。もちろん、ただお願いしたから受け入れていただいたというものではなく、これぞ長年にわたる良好な関係の賜物。さらに、球団が地域と密接な関係であることや地元の子ども達のために様々な取り組みを展開していることは、スポンサー企業の満足度を向上させる大きな要因にもなっています。

社会見学の様子
社会見学の場として毎年1,000人以上の児童を招待しています。もちろんコロナ禍においてのイベントは、しっかりとした感染症対策の中で開催しています。

鎌スタでは今年の夏休みも、地域の学校と連携しながら、子ども達に喜んでもらえるであろうイベントが数多く企画されています。暑い、熱い夏になりそうです。